ガリバー・パニック
/ 楡周平
講談社文庫
ある日突然、身長100mはあろうかという巨人が九十九里浜の海岸に現れた。てっきり「首都消失」のような、一種のシミュレーション的な小説かと思ったら、めっちゃ笑った。発見者がパニックになり、それが伝わって行く様。官僚が対策を押し付け合う様。そして事態が展開して行く様が、もう読んでいて非常に分かりやすくって、面白かった。
最終局面の展開など、あまりにベタで、先が読めてしまうんだけども、そこがまた細かすぎるところまで描写してない小説だから許せちゃう。
できればこれの続編を読んでみたいな〜。今度は違った展開になっていくとか(笑)。
Posted: Wed - July 14, 2004 at 01:25 AM