三好’3吉’功郎 Super Session



 戸塚のG-Clefへ「三好’3吉’功郎 Super Session」をみてきました♪

メンバーは:
三好三吉 (g)
小野塚晃 (kb)
本田雅人 (sax, fl)
須藤満 (b)
石川雅春(ds)
の五人。

 前回、骨折&入院で参加できなかった三好のリベンジということで再度集まったこのメンバー。前回は曲よりMCの方が長くて、やってる曲もこてこてのフュージョンだったが、今回はのっけからJazz色が強い。しかもあまりMCが無い分、演奏がとにかく熱い。本田のSaxにマイクが付いた上に、ドラムスの石川が結構鋭い音色だったこともあって、結構ギンギンした感じの演奏。もうギターとSaxの掛け合いが結構熱くて、1stステージは「ニューヨークのジャズバーの雰囲気 (by三好)」。しかしそんな中でも冴えてるのが本田のツッコミ。

三好:次の曲は、もともと「どフュージョン」という仮題だったんですが・・・
本田:(楽譜を見ながら)これはフュージョンじゃないよぉ。なんだっけ、西海岸でギターの人がやってるようなジャンル。忘れたけど。
三好:なに? ジャズロック?
本田:そうじゃなくて、なんだったっけ。ま、いいや。これが「三好さんのフュージョン」ということで
三好:なんか、感じ悪いなー(笑)

 そんなこんなで、熱い演奏が繰り広げられる中、前回は主役だったけども、わき役に追いやられた本田が面白かった。

 須藤満の「月間強化演奏曲」。それもKORENOSのアルバムからわざと落としたという名曲(?)「コントレール」をやるとき、イントロが始まってからずっと、首からソプラノサックスを下げたまま、腰に手を当てて仁王立ちで楽譜を見据えてる本田。それも時たま楽譜に対して首を傾げる。そのまた偉そうな立ち振る舞いが本田らしくていい(笑)。これこそが本田なりの「おれ様流」なのだろうか。もっとも主役の三好さんはちょっと面食らっていたようだが(笑)。途中で「こんなベースじゃ吹けねーよ!」という罵声が飛ぶのだろうか?(謎) そんなスリルを残したまま、一番とベースソロを終えたところで始まったソプラノサックスの主旋律からソロ。もうしびれまくり。これこそ本田のソプラノサックスをイメージして作ったのではないかと言えるほどのハマりよう。これこそ本田のサックスの面白さ。前回はアルト一本でやっていたステージが、今回はソプラノとアルトサックスにフルートまで吹いてくれてとっても面白かった♪

 ほかにも、三好作曲の「Walkin'高円寺」。わしは高円寺という土地に行った事はないが、まさに高円寺の土地を、公園を、なじみの居酒屋を歩いているような雰囲気の曲がとってもよい雰囲気。こうして歌詞も無しに雰囲気を出せるというのはいいもんだとしみじみ思う。

 んで、アンコールでは客席で立ち見していた長身の黒人さんが乱入。三好が「友達」と紹介したのはPeter Montgomery。その場で本田雅人の「Pork」を演奏し始めて、Peterが延々とギターソロを弾き続けた。こーゆー、他人がいきなり入ってきても演奏が成り立つのが、Jazz/Fusionのいいところだよね〜♪ んでPeterが退場した後で、アンコール二曲目は、定番(?)の「明日はきっといいことあるさ」。前回も聴いた曲だが、ハーモニカ音色のキーボードソロが、本当に「明日も〜」という雰囲気にさせてくれて言うこと無し! アンコールが二回楽しめて、しかもMCよりもひたすら演奏で、もうお腹いっぱい。満足♪

 今度は9月に渋谷であるという本田のソロライブ行ってみたいな♪

Posted: Mon - July 26, 2004 at 10:35 AM          


©