文字だけのコミュニケーションってのは



 文字だけのコミュニケーションってのは非常に難しい物だというのは、チャットやメールを日常的にやっている人ならわかるだろう。本人はニコニコしながら書いていたつもりでも、受け取る方はちょっとした言葉の言い回しや、付け加えた一言がきっかけで非常に厳しい叱責を受けているような気分にもなる。逆に、多少怒って書いた内容でも、親切にぼやかしすぎたがために、相手に全然伝わらないこともある。

 それがほとんど見ず知らずの相手であったらどうなるであろうか? そのような意志のすれ違いが起きやすいだろう事は容易に想像が付くだろう。

 人のサイトを見て、HTMLの文法や構成などでなにか間違いがあったり、アドバイスがあったりしたときにその人の掲示板やメールで教えてあげることが多い。その時は、極力相手にとってプレッシャーにならないように気を遣いながら文章は書く。そのためには、相手にも依るが、無駄なことは書かない。変に文章を強調したりしない。自分のわかる範囲で、修正できそうな箇所を指摘してあげるなど、相手にとっていかに親切に教えてあげられるか、大変気を遣う。

 ま、どこの世界でもそうだが、質問に対して一言、

「ぐぐれ! (『Googleで検索しろ』の意)」

とだけ答える類の人もいる。たぶんそういう人は、自分が一生懸命調べてやってきた非常に努力家、あるいはそのジャンルと自分の興味が合致したか、非常に頭が良かったかて簡単に情報を取り出して整理できた類の人なんだろうね。そうでなければ、ただ単に丁寧に説明するのがめんどくさいだけか(苦笑)。

 いくら技術を持っていても、こういう類の人間にはなりたくないね。基本的なことを調べろというのなら、軽くイントロを説明して、「続きはこの辺の方が詳しいよ」とアドレスを教えてあげる。これで対して時間を使うこともなく、相手もイヤな思いをしないで調べるという行為をするだろう。突き放したり、指摘するだけなのは簡単だが、こんな言い方してちゃ、いくら優秀な人でも尊敬はされないし、だれもついて行こうとは思わないだろうね。

Posted: Mon - November 22, 2004 at 02:10 AM          


©