銀行 - その2



 (前回のあらすじ:JR西日本の新幹線みたいな色した某銀行へ行こうと思ったが、外出先の携帯電話から全く場所が調べられず、仕方ないからわざわざ公衆電話を見つけて電話で問い合わせてみたら、口調だけは丁寧だが、あまり頭のよさそうには思えない道案内をうけて、なんだかなー(苦笑))

 そんなわけで、神田。目的の銀行はあっさり見つかった。銀行に入ると、右側は普通のカウンター。左側の壁際には制服の警備員と、「案内係」の腕章を着けた50代後半のおっさん。「いらっしゃいませ」という声だけは威勢がいい。カウンターの一番奥に番号札発券機があったが、ここにも案内係と思われし、中年の女性行員が二人いた。防犯の意味合いもあるんだろうけど、案内係多すぎです(苦笑)。

 番号札を受け取ってソファに座って、新聞でも読もうかと思ったら、発券機のそばにいた行員の一人が駆け寄ってきた。

「お客様、今日はどういったご用件でしょうか?」

そんなにわしは不審者に見えたのでしょうか(苦笑)。用件を告げたら、その行員、番号札と通帳を持って、わざわざ窓口まで行ってくれた。まぁよいサービスと言えばそうだが、

だったら番号札いらねーじゃん(苦笑)

結局用件は一分ほどで終了。小雨の降る中その銀行を後にしたのだが、そもそもわざわざ窓口へ行った理由というのが、通帳の不良を直して貰うためだけ。最初は郵送でお願いしようとしたら、それは出来ないとのこと。当然ATMも受け付けてくれない。窓口だから平日の午後3時までしか対応してくれない。その窓口を探そうとしたら、合併に次ぐ合併で支店の統廃合が進みすぎて、窓口はめちゃめちゃ少ない。そんな数少ない支店をさがすのに、携帯電話から調べられない。

合理化のしかたを間違ってないか?

 おかしな日本語を喋るオペレーターに案内をやらせるんだったら、携帯向けのコンテンツを改善したら? どーせしばらくフルブラウザーの携帯なんて主流になりえないんだから、携帯向けコンテンツを充実させる方がいいと思うよ〜、モバイルバンキングとかよりもさ。んでから、意味のない「案内係」をたくさん置くなら、郵便局のように完全セルフサービスにしたら? そもそも窓口で一分で終わるような用件なら、どっかにサービスセンターを作って、クロネコあたりと提携して通帳の郵送に対応したら? なんつーかこー、銀行ってますます信用が置けなく感じてきた今日この頃。

Posted: Sat - February 19, 2005 at 01:05 AM          


©