新幹線の名古屋駅で2〜3時間空いてしまった時の過ごし方を考えてみる

きっかけはこの Tweet だった

名古屋駅で乗換のために2〜3時間潰したいとのこと。名古屋人としてこれは答えないわけにいかんよね( ̄ー ̄)ニヤリ

というわけで、色々考えてみた。

まず、2〜3時間で新幹線なので名駅周辺を離れないほうがよい。慣れた人間なら名古屋港まで行って適当に散策して帰って来るくらいできるが、(おそらく) 不慣れな人間にそれを求めるのは無理。

というわけで、最初に勧めたのは名駅近くの丸八寿司

ぐるなび – 丸八寿司 駅前店(名駅/寿司屋)

丸八寿司 駅前店 – 名古屋/寿司 [食べログ]

並寿司なら1000円以下で、仮に特上寿司にビール一本つけたとしても2000円ちょっとで行ける。

丸八寿司イメージ

丸八寿司イメージ (from Blog らーかみ。:給料日でしたので。)

もちろん、お造りを食べるもよし、ダジャレ系巻物に行くのもよし。店はきれいではないが、市場に隣接しているだけあって味は最高。24時間開いているので昼飲みも可能。二時間あればひと通り堪能して駅まで戻るのもだいじょぶ ( ̄▽ ̄)

 

飲めないのであれば、名古屋名物あんかけスパゲティの「チャオ。名古屋名物でスパゲティというと、なぜかマウンテンのゲテモノ系スパゲティを連想する人が多いが、そんなイロモノではない正統なスパゲティ。ちょっと太目の麺に、野菜とソーセージを炒めて胡椒を利かせたあんかけが載ったケチャップ風味のパスタ。これが名古屋以外で流行らないのが不思議なところだが、だからこそ名古屋で食べて欲しい逸品。

 

名古屋駅近くは二箇所。どちらも名駅の地下街にあるので、駅から徒歩5分圏内。アクセスはバッチリ。

名古屋名物あんかけスパゲティのチャオ|メイチカ菱信ビル店

名古屋名物あんかけスパゲティのチャオ|第5堀内ビル店

 

続いて「コンパル」。こちらは近頃流行りの「コメダ」以前からある正統派な名古屋の喫茶店。学生の時、今にして思えば、いいところのお嬢様だった同級生が、

「お茶するなら栄のコンパルでどう?」

とおすすめしてくれたのをなんとなく敷居高そうだから断ってしまったのが今にして思えばもったいないという思い出のお店(謎)。それ以来まったく縁がなかったが、改めてメニューを見てみると、

メニュー紹介 – コンパル

エビフライサンドや小倉トーストなど、名古屋以外の方をおもてなしするには充分な内容。

名駅には一軒あり。

メイチカ店 – コンパル

 

続いて、名古屋のソウルフードといえば「寿がきや」。関東でも昔フードコートにあったお店といえば分かる人はわかるかもしれない。あるいは高田馬場に一件だけあったお店時代もあった。ここは魚介豚骨系のラーメンが美味しい。といっても最近流行りの、海苔の上に魚粉を載せて味の変化を楽しむがいいと、黒Tシャツに腕組した店主がドヤ顔で語るような店ではない。白くて平べったい味のスープのラーメンがプラスティックの丼に出てくる。しかもセルフサービス。それをプラスティック製のテーブルと椅子に座って食べるというそのままフードコートなお店。しかしラーメン一杯が300円から。高校生が放課後にとりあえず食べに行く類のお店。

しかしここはラーメン屋ではない。「甘党とラーメンの店」といわれるように、甘味も豊富。その代表格が上の写真左奥に写っている「クリームぜんざい」。

名古屋近郊の高校生は放課後に、店内のプラスティック製のテーブルと椅子を占拠してこれを食べながら何時間でも駄弁るというのが正しい姿。思えば高校生の時、先輩の女子から「寿がきや行かない?」と誘われたものの、「甘いもの好きじゃないから」と断ったのはもったいn(以下略)。

以前は名古屋駅近辺の地下街を中心に4軒ほどあったのだが、今調べてみたら名古屋駅から地上を歩いて5分ほどのところが最寄りな模様。

名駅西店 | 中村区 | スガキコシステムズ株式会社

この店には MacBook を開いてドヤ顔は似合わない。あくまで高校生が何時間も粘るお店。あるいは小さな子ども連れがラーメンを子供用の器に取り分けて食べさせるようなお店。そんなところで旅の思い出を語るのも悪く無いだろう。

 

他に名古屋名物というと、山本屋の味噌煮込みとか、矢場とんの味噌カツとか、最近韓国系のファンドに買われてしまったコメダとかだが、そこら辺は別に名古屋でなくても食べられるし、そもそも観光客向けで無駄に混んでるので、あまりオススメしない。が、話のネタにというのであれば、「新幹線地下街エスカ」にあるので適当に回ると良いと思う。

エスカ地下街/名古屋駅新幹線口-ショップガイド[お食事・喫茶]

ちなみにそれまで紹介してきた地下街は名古屋駅の東側の「メイチカ」「ユニモール」「サンロード」界隈。わかりやすく言うと「地下鉄東山線」の方。「エスカ」は駅の西側で新幹線側。双方は地下街としては直接つながっておらず、うっかり逆側に降りてしまうとめんどくさい事になるので要注意。

 

ひと通り飲食店を紹介したところでお土産。個人的にこれだけは外せないのが風来坊

名古屋というと手羽先。これは定番だが、関東でやたらと幅を効かせている「山ちゃん」よりも前からある手羽先料理の老舗が風来坊。胡椒をやたらと利かせてスナック菓子のような味や食感の山ちゃんに比べて、風来坊の手羽先は肉としての食感がある。

そしてここでは手羽先だけではなく手羽元も出してくるのだが、この手羽元が美味い!そんな手羽先・手羽元をおみやげで買えるお店がこちら。

店舗案内 / 名古屋名物・元祖手羽先唐揚げ/風来坊 – 店舗案内

名古屋駅から行こうとするとややこしいのが難点だが、名鉄の中央改札に辿り着いたら、改札を正面に見て左、近鉄方向に進んでいけばそのうちたどり着ける。もし迷ったらなら、近鉄の改札にたどり着いて聞いてみるとよいかもしれない。

ここは常に行列ができているデパ地下のお店であるが、回転が速いのでさほど並ぶことはない。ここで手羽元を買って新幹線ホームに行き、ホームで買ったビールとともに車内でかぶりつくのが絶品。この美味しさは新大阪の551以上のものがあると思っている。

 

とあれこれ書き並べてみたが、問題は名古屋駅の地下街がややこしすぎるところ。先の風来坊も、リンク先ではざっくりと建物ベースで書いているが、実際地下に潜ったら建物なんてシームレスなわけで、そこをどう説明するかが非常に難しい。幸い Google ストリートビューが地下街にも対応しているので、次回、機会があればナビを書いてみようと思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です